メモリー

2004年6月30日 ポエム
辛くなって
ケータイに残っている
あなたのデータを消した

昔から繰り返し繰り返し
もう何度目?

電話が繋がらなかったり
メールが返ってこないと
淋しすぎるから
あなたがメモリにいた事実を
消しちゃうの

でも心のメモリーは
いつもあなたで溢れてるから

範囲

2004年6月29日 ポエム
どっからどこまでが
迷惑の範疇で
どっからどこまでが
愛情表現なのか
分からない
どうして笑っていられるの?
どうして自分でいられるの?
この息苦しい空の下
どうして仮面を外せるの?

僕には解らない
キミ達の生きてる理由が解らない
僕と同じように
誰からも必要とされていないのに
皆から嫌われているのに
憎まれているのに

僕とキミ達のただ1つの共通点
やっと見つけたよ

誰からも必要とされていない

こうして僕は
笑顔を見つけた
自分を見つけた
仮面を壊した

息苦しいのは皆同じ

three

2004年6月27日 ポエム
あなたが時折向けるその目線
私を憎んでることを表してる
けれど忘れないで
私もあなたを殺したいくらい憎んでいることを

もしあなたが私に死ねと告げたなら
私は迷わずあなたを殺す
自らの手を汚さずに
今までの憎しみを込めて
沢山傷つけてあげる
そして自殺に追い込んであげる

あなたが私に目障りというのなら
私は迷わず同じ言葉を返すでしょう
あなたが中心じゃないの
あなたも私と同じように
皆から嫌われているのを知ってるの?
あなたなんかいなくなればいいのに

Dear

2004年6月26日 ポエム
あなたがいなくなって
随分と時が流れました
あなたが居た頃よりも
ずっと大人になったと思います

あなたが眠るあの場所で
約束をしました
覚えているでしょうか
「大人になってもう1度会いに行くよ」

周りの景色達は
あなたを記憶の闇へと沈めてしまいました
けれど私の中では
一番彩られた場所に留まったままです

あなたを忘れることは
この世の全ての色をなくし
闇に帰すことと同じなんです

あなたが眠る場所で
約束をしました
もう守ることは出来ません

あなたを忘れぬ様
ずっと生きていくことが
唯一あなたを生かし続ける術だから

遠い空の彼方から
生きる私を見守っていて下さい
不自然な言葉を並べても
大人になれないことは判ってる

つくりものの自分は
誰にも必要とされない
これも知ってる

私に不自然に壊れようとしている人の
唄なんか聴かせないで下さい
吐き気がするから

自分もおんなじだってこと
知るだけだから

だいきらい

2004年6月24日 ポエム
青い空は嫌い
その青さで私の汚いところを
さらけ出そうとするから

雨も嫌い
雫で私のほんのわずかに残る綺麗なものまで
洗い流すから

自分が嫌い
最低だから

あの青い空に堕ちたら
あの雫に濡れなければ
大人になれるのかな
嫌いな自分がいなくなるのかな
笑ってられるのかな
泣けるのかな

てっぺんから爪先まで
青い空を拒んでる
雨の雫を拒んでる
周りを拒んでる
自分を拒んでる

だれかたすけて
静かに周りを見渡してみる
凍りついた目が私を責める
私はボウカンシャ
責めるのはサンカシャ

決して慣れ合うことはない
お互い汚れた色彩達

冷たく汚されるボウカンシャの私

能力は高いのに精神年齢が低い
まるで幼稚園にいるみたい

そんな幼稚なサンカシャが
私に傷1つつけられる訳がない

傷ついてると思うなら
思い上がりだよ

Blood

2004年6月22日 ポエム
きりきりと痛む胸
淡々と流れる血
冷たい笑顔のキミ
悲しい笑顔のボク

ボクはキミの
腕から首から目から胸から…
心から流れ出す血を
止めることが出来なかった

冷たい笑顔で
沢山の傷を自分につけていった
流れる血を見つめ
「綺麗でしょ?」
そう聞いた

悲しい笑顔のボクは
赤い剃刀を見つめ
血色の涙を流した

胸の傷は消えない
いつまでも
4月生まれの18歳
181cm
両目合わせて2.0くらい
多分70kg台
くつは27cmくらい

数字で分かることはどうでもいい

髪・顔・躯
指・瞳
見た目なんてどうでもいい

私を呼ぶ声
彼女を見つめる眼差し
ふとした時の優しさ
たまに顔を出す弱さ
笑顔でかわす大人なところ
あなたの要素はそんなところにある

たとえ彼女を見つめていても
そんなところもひっくるめて
大切なんです

途中下車

2004年6月20日 ポエム
選びかけのプレゼント
編みかけのマフラー
行き場のない想い

何度裏切られても
どんなことをされても
好きだった

選びかけのプレゼントは忘れよう
編みかけのマフラーは海に捨てよう
あなたにもらったものすべて
海に捨てよう

冬という季節

2004年6月19日 ポエム
寒い
寒い

どんなに毛布を着込んでも
どんなに室内温度をあげても
あたしは寒い
この季節がどんどん
彩りをそえて
僕と君の恋を
遠い記憶の彼方へ
閉じこめてしまう。
悲しい笑顔も
嬉し涙も
君の記憶すべて
秋の空につれていかれ
全てをなくした僕は
迷子のように
思い出が散る並木道を
さまよっていた。
幻なら消えないで
僕の傍にいて
思いでの場所
思い出せない君の声。

彩られた空
彩られた僕
彩られた記憶の中の君

満ちた月

2004年6月17日 ポエム
そらをみあげたら
まんげつだった
ぼくはみょうに
うれしくなった

きーんとしたくうきに
きーんとしたそらに
ただうかんでる
グレイプフルウツのような
まんまるなつき

さえざえとひかり
ぼくをてらす

かじかむてをあたためたくて
きみにでんわをしてみたよ

ああ、どんなにとおくはなれていても
ぼくがきみのいちばんじゃなくても
おもってることはおなじなんだね
みあげてみるつきはおなじなんだね

きーんとひえた
グレイプフルウツムーン

Far Away

2004年6月16日 ポエム
10月の空はあまりにも青く遠すぎて
乱れ咲く秋桜と共に
僕を連れ去った
──遠い幻想の彼方まで──

目覚めた僕は
10月の空の上から
空に堕ちていく僕と
秋桜畑に転がる僕を
ずっと眺めていた

夢の中の僕は決して幸せではなかったけど
秋桜畑の僕よりかは
ましだと思った

檻の外には何が見える?
ここからじゃ切り取られた小さな空しか見えないよ
昔の僕がそうつぶやいた

すべてから自由になり
ただひたすら遠く青い空に堕ちてゆく僕は
その頃の自由を懐かしく思い
眺め続けていた
「ずっと一緒にいようね」
あの日誓った言葉
今も大切にしまってる
約束はずっと守られているよ
キミとずっと一緒にいるから

キミといると落ち着くんだ
キミといると笑顔になるんだ
キミといると楽しいんだ
キミといると嬉しいんだ

月並みな言葉だけど
これ以上の言葉はないよ

「だいすき」

この恋を キミを
ずっと大切にすることを
夢の中で 誓った

Ring

2004年6月14日 ポエム
あなたの左指に光る
目障りな指輪
私の思いに自由を
与えない証

私の右手首に絡まる
棘のついたバラの鎖が
余計に心を締め付ける

選ばれなかったのは仕方ない
出逢うのが遅すぎた
出逢い方が悪すぎた

遠いのはカラダだけだと思いたいけど
私があなたに近付こうとすると
あなたはそぅっと離れていく
笑顔でかわして
笑顔で私を傷つける

私の涙があなたに届くなら
バラ鉄線も超えられる

誰かを傷つけて望む『幸せ』は
決して幸せじゃないけれど
あなたの指輪が外れれば
きっと『幸せ』になれる

幻夢

2004年6月13日 ポエム
大丈夫?と
聞かれる度に
辛くなる

あたしは
笑って
大丈夫だよ、と
返すしかないから

本当は
怖くてたまらないのに
大丈夫だよ、と
笑ってしまう

だからこの部屋に引きこもって
誰にも触れられないように
夢を視るんだ
HELP ME

そう書かれた
カプセル型のネックレスを
首から外した。

どうせ誰も助けてくれないことくらい
わかってたから

罪な想い

2004年6月11日 ポエム
自由が奪われる前に
愛する人に抱かれたいと思うことは
罪なことですか?

離れていても
あたしのものじゃなくても
あたしを抱いてほしい
あなたとひとつになりたいと
あたしとひとつになってほしいと
そう思うことはいけないことですか?

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